5月 2 2012
ARABAKI ROCK FEST.2012のお話
今年も行ってきました。
今年で3回目。春のARABAKI2日間は初めて。今年は桜の開花時期が例年より遅れたために、とても良い感じに。あれ、一昨年もそうだったような…笑
1日目は仙台駅から会場直通シャトルバス。なんだかんだで時間かかっちゃったね。最初は東京カランコロンからいこうと思ってたんだけど、それどころかその次に見ようと思っていたクリープハイプにすら間に合わない始末で…そんなわけで2012年のARABAKIはこれからスタート。
#01 QUATTRO@TSUGARU STAGE
QUATTRO見るの初めて。ていうか予習とかすらしてなかったし。Riddim Saunterでベースやってた浜田さんが加入したのは知っててそれがきっかけで今回見るに至った次第。音楽性は近かったかな。おしゃれ成分ある洋楽っぽい邦ロックというか。
その後物販を見たり色々しながら、次はメインステージへ。
#02 ストレイテナー@MICHINOKU STAGE
ストレイテナーを前に見たのは第1回のEMI ROCKSだから、1年半ほど前になるのね。ストレイテナーについてはとにかくリズム隊というかドラムとベースのがっちり具合がすごいよね、と。ROCK STEADY良かった。他の曲タイトル知らないからこれしか言えない、というのもあるんだけど。笑
#03 フジファブリック@MICHINOKU STAGE
前にフジファブリックを見たのは2009年のRIJF。そう、志村正彦がいたときに最後に出たRIJF。あの時は志村の生歌ってちょっとアレだなとか損なことを思っていたわけだけど、そんな話ではすっかりなくなってしまい。でも僕は今のフジファブリックも好きなので、この日のうちでは相当に楽しみだったステージ。
当たり前だけど現体制の曲が中心。その中に交えてやった志村ボーカル曲「夜明けのBEAT」「虹」の盛り上がりは段違いだった。ていうかみんな現体制の曲あまり聴いていないのでは!?しかしながら、山内ボーカルはもちろん志村ボーカルとは同じものでは無いんだけど、フジファブリックのボーカルとして成り立つものとなっているなあということを強く感じた。元々フジファブリックというバンドは志村正彦がほぼ全作品を作っていたこともあるけど、その色を受け継ぎ、前に進めると言うことは並大抵の意志と実行力が無いとできないわけで、それを見事にこなしていたなあと強く感じた。山内総一郎の男気を見た気分。あ、あとあえて言うと「会いに」聴きたかったな。
次は死の時間帯。見たいのが重なりまくっててアレな感じでした。
まあこの言葉については翌日の方がより実感あるんだけどね。とりあえず次のステージに向かう途中で通りがかったTSUGARUで音が流れてたのでちょこっとごろんとしてタテタカコを聴いて和んだりとか。こういうのができるのが野外フェスの魅力だよね。
#04 在日ファンク@HATAHATA STAGE
SAKEROCKの浜野謙太率いる在日ファンク。去年のCDJでも楽しかったので、HIATUSとかBirthdayとかトモフとかと比較してこれに。CDJの時よりもキレッキレになっているハマケンのダンス、そして演奏陣、人工エコー「われわれわれわれ・・・在日在日在日・・・ファンクファンクファンクファンク・・・」。アホすぎて楽しい。ハマケンがMCで今7人でいるのがすごく楽しいと言っていたけど、まさにそれを思わせる一体感のある演奏。まさに野外フェスにふさわしいファンクネス。ハマケンもすごくかっこよかったなぁ。ハマケンのくせに!笑
あっという間の5曲、最後の曲は定番曲「京都」。そして今回の京都アンドレスポンスはアラバキバージョン。
「京都京都〜!(京都京都〜!)」
「アラ!バキ!(アラ!バキ!)」
「あらばきゆい!(あらばきゆい!)」
「ばっきー?(ばっきー?)」
「バキ友!(バキ友!)」
いやあホントくだらんわ。くだらん。最高。めちゃめちゃ面白かった。 いやあ行って良かった。
そしてそこからはエコアクションブースでタワレコタオルもらったり堂島大使をちょい聴きしながらごろ寝してたり。そして1日目も後半戦となり、おっさん祭りの開始。最初のおっさんはこちら。
#05 the pillows@MICHINOKU STAGE
ピロウズを聴くようになったのって、2年前のアラバキで聴いたのがきっかけだったんだよな。今年出た「トライアル」がいいアルバムだったこともあってこのステージも随分と期待してた。そしたらガンガン押してく感じのめちゃめちゃいいセットリスト。
1.Another Morning
2.No Surrender
3.Comic Sonic
4.Funny Bunny
5.Ladybird Girl
6.ONE LIFE
7.トライアル
8.この世の果てまで
9.POISON ROCK’N’ROLL
10.Ready Steady GO!
うわ、かなりもりだくさん。定番曲あり、コールアンドレスポンスあり、ゴリゴリのパワフルな曲ありで文句なしのステージだったねえ。とにかくテンション上がり続けたステージだった。男前ギターロック。かっこよかったね。これが後程ですね…笑
そして次には久しぶりにちゃんと見たかったこの人達。
#06 東京スカパラダイスオーケストラ@HATAHATA STAGE
ARABAKIでスカパラを見るのは初めて。一昨年はスペアザと、去年はクラムボンと重なってしまった。そして、去年スカパラ見たのってCDJ前半部だけだからちゃんと見るのは実は相当久しぶり。オープニングから1曲目でいきなりテンションをぶち上げたところに2曲目はルパン三世’78。久しぶりに聴いたけど、このみんなが知っているフレーズをスカパラ流にやるのってまさに彼らからのごあいさつって感じだよね。そしてたたみかけるスキャラバン。さらにはALL SKA IS ONEで明るく楽しく。そして光るクラリネットを吹き鳴らしてからのSKA ME CRAZYときてそこからは一番大好きなPride Of LionsからのWhite Light。短時間ながら貫禄ありまくりのセットリスト。むちゃくちゃ楽しかった。
今回ARABAKIに連れてきてた後輩と一緒に見てたんだけど、その子はいわゆるロック系メインでスカパラとか聴いたことなかったわけ。でも聴いてたら自然に体が動いてきて、縦ノリじゃなく思いっきり踊るようになってて。谷中さんが「上手くなくても言い、自由に踊ろうぜ!!」って言ってたその言葉がまさに形になったのを見た。これができるのはまさにスカパラならではなんじゃないかな。ジャンル?曲?そんなの知らなくても、そこにある音楽と一体になって楽しめば良いんだよ!ってことを誰よりもできるバンド。
良かった。 久しぶりにワンマン行きたい。ワンマンだと体力使い果たしそうだけど。笑
そして次のおっさんはミスターアラバキのこのお方。
#07 怒髪天&THE JOE-NETS@MICHINOKU STAGE
ARABAKIといえば怒髪天でしょ。去年はARAHABAKIのトリとして貫禄のステージングを見せつけて、そして今回はメインステージ陸奥のトリ。今回は特別企画ということで、ラジオとFacebookでのリクエストを元に、日本の名曲をカバーするという試み。んで、彼らがカバーしたのは以下の曲。
雨上がりの夜空に(RCサクセション)
北国の春(千昌夫)
ハイブリッド レインボウ(the pillows)
デイ・ドリーム・ビリーバー(ザ・タイマーズ)
上を向いて歩こう(坂本九)
うーむ、翌日に清志郎セッション出るのに2曲もやっちゃうとかなあ。北国の春は面白かったけし、ハイブリッドレインボウはテンション上がったけど。サザンとかやってくれれば良かったのにとか。まああとは怒髪展示対の選曲もちょっと盛り上がりどころが少ない感じだったなあ。「歩きつづけるかぎり」とか いい曲なんだけどなあ。
あと司会とか開会宣言も入れて演出を作り込む感じでやったのでそのためかアンコールが無しということになってしまって 会場からはブーイングの嵐。まあそうだよね。個人的には普通に怒髪天&JOE-NETSのステージにしてしまえば良かったんじゃないかなと思ったり。陸奥でサスパズレやりたかったよ。酔っ払ったピロウズメンバーとかも交えてさww
最後に出てきたさとう宗幸の「青葉城恋歌」に会場の地元の方が盛り上がりまくりだったけど僕は分からなくて残念。でもまあ最後には一緒に歌ってたけどね。
その日はもう帰ろうかなと思ったけどその前に1つ寄ってく感じで。
#08 泉谷しげる@BAN-ETSU STAGE
ロックフェスの泉谷しげるといえば野生のバラッドでの客いじり。「さみーんだよ!もっとジジイをいたわれ!」「お前ら全然飛んでねえじゃねえかよ!」など暴言吐きまくり。笑。まあいつものことだけど。 これが見られればオッケー。そういえば久しぶりに見たなあ。3年前のCDJ以来?
というわけで1日目終了。帰りの仙台行きのバスめっちゃ並んだ…そしてぐっすり寝てから2日目。この日は車で来たメンバーがいるので車で移動。楽だわー。笑
#09 チョビ渋×渋さ知らズオーケストラ@BAN-ETSU STAGE
2日目のオープニングはこれまたフェス感満載の渋さ知らズ。ていうか聴くの初めてだわー。まず人がステージにめちゃめちゃ沢山いる!笑。そしてホーンズとか色々で思いっきり最初から踊れるビッグバンド!しかも踊りの人も多いしwwバナナを振り回してるお姉さんがいて、なんかするのかなと思ってたら本当にバナナを振り回してるだけだったwwwとにかく朝の目覚ましに最適なステージだったんじゃないかな。聴けて良かった!
#10 People In The Box@ARAHABAKI STAGE
そして次はピープル。ギターベースドラムのシンプルなバンドだけどアンサンブルが良いね。技巧派。というかドラムがすごく気に入った。ちょっと色々聴いてみたいところ。
#11 SCOOBIE DO@HATAHATA STAGE
そこから物販経由でスクービー。彼らのライブはインストアでアコースティックスタイルでしか聴いたことなかったので本気のファンクネスを見たのはこれが初めて。とは言っても最後の2曲しか聴けなかったけど。惜しい!もうちょい見たかった!テンション高まるファンクネス。プロ研を思わすMCももうちょい聴きたかった。
そして今日のメインアクト!
#12 レキシ@HATAHATA STAGE
入ってきて定番の「どうも、ケビン・コスナーです」。から始まり、「今日は最前いじらないからな!」宣言。そしてやった曲は「きらきら武士」「妹子なぅ」「狩りから稲作へ」の3曲のみ。ゲストも無し。MC母上(Mummy-D)とか、MC四天王(MC BOSE)とか来てるのに。本人曰く「来ると尺伸びるから!」「来年も出して欲しいので尺は守るよ!!」という話。というわけで、えらく普通のステージになってたけど、相変わらず楽しかったよ。今回はキャッツ三昧。「キャッツ!キャッツ!キャキャキャッツ!」みたいな感じで。しかしながら、桜舞い散るHATAHATA STAGEでレキシってすごく合ってたね。
因みにドラマーがとなりの登呂遺跡だった。いつもはパーカッションのあの人ね。
その後はお昼ご飯食べたりなんだりで休憩タイム。そこからは怒濤のタイム。
#13 EGO-WRAPPIN’ AND THE GOSSIP OF JAXX@HANAGASA STAGE
エゴ見るのは去年の下町コメディ映画祭のブギフェス以来か。あの時よりホーンズの数が少ないような気がするけど、とにかくアッパーなステージ。代表曲「くちばしにチェリー」なんかもあったりで、めちゃ楽しいステージ。やっぱり野外フェスにはホーンズ隊だな、と思ってしまうくらい、今回のARABAKIではホーンズ隊のいる音楽を聴いている自分。
#14 エレファントカシマシ@BAN-ETSU STAGE
休憩しながら聴いてた。いつものエレカシ。いや、エレカシがいつも通りじゃなかったら不安になるわ。笑。でも3曲くらいしか聴いてない。
#15 チャットモンチー@HANAGASA STAGE
2人になったチャットモンチーを見るのは初めて。しかし音源を聴くかぎりでは3人体制最後期のぬるさが払拭されててすごく引き締まっていて好感を持っていたわけ。なのですごく楽しみにしていった新生チャット。
いきなりえっちゃんがドラム。あれ、ドラムあっこじゃなかったっけ? とはいえ予想通りの切迫感に満ちたサウンド。あとで調べたらWhite StripesのBlue Orchidのカバーだそうだ。まさにWhite Stripesもツーピースだしなあ、とか。そしたら今度はあっこがベースを弾いてそれをずっとループにして「東京ハチミツオーケストラ」。おおっ、この曲大好きなんだよ!というわけで大盛り上がり。そして新曲「はてな」。これ良いじゃない!まさにチャットモンチーサウンド。そしてたたみかけられる「テルマエ・ロマン」。そして「さよならGood-Bye」を経て「満月に吠えろ」、最後に新曲「チョコレートケーキ」。
いやはや、すごくよかった。適切な言い方か分からないけど、チャットモンチーは息を吹き返した。新体制好きだよ。あっこのベースを聴く機会があまりないのは残念だけど。
そして津軽に移動したらなんかすごい人だかりなんですけど。
#16 神聖かまってちゃん vs B.B.クィーンズ@TSUGARU STAGE
B.B.クイーンズは本来去年来るはずだったんだよね。日程が延期になってこなくなっちゃって。残念。しかし今回来ると言うことで、やっぱ貴重な機会だし見たいよねってことで行ってきた。そしたらすごい人だかりなのね。みんな待ってたんだな。ARABAKIって見るに僕らくらいの世代がボリュームゾーンっぽいから、みんなよく知ってるんだろうな。そんなわけで1曲目に「踊るポンポコリン」。もうみんなでたどたどしくも振り付けをやってみたりするのとか楽しくてしょうがなくて。ていうかちびまる子ちゃんが放映開始してこの曲がブームになったとき(多分20年くらい前)に、自分がいつか生でこの曲を聴く機会が訪れるなんて思うわけなかったよね。
因みにコーラスは宇徳敬子。誕生日同じなんだけど、高校のときめめちゃ聴いてた。変わらない、というわけではないけど、15年も経ったように思えないよなあとか。
次に初めてのおつかいメドレーをやったあとに 神聖かまってちゃんも登場して「夢のENDはいつも目覚まし」を披露。これもすごく良く覚えている曲。楽しかったー。
そして神聖かまってちゃん。僕が彼らを初めて見たのは2年前のARABAKIだった。MCでけんかして30分の持ち時間で3曲しかやらなかったあのライブ(まあレキシみたいに普通にやっても3曲になるミュージシャンいるけどww)。本編では「ロックンロールは鳴り止まない」「あるてぃめっとれいざー」「ぺんてる」を披露。そして、アンコールにて「いかれたNEET」そして「夕方のピアノ」 。夕方のピアノ久々に聴いた。ていうか前回のARABAKI以来。今回はなぜかボイスチェンジャー使っててめちゃウケたwなんだかんだで時間がなかったこともあって引き締まったいいステージになってた。 良かったよ!
そして最後に清志郎セッションをちょこっとだけ聴いて終了。これまたアンコールなくて残念だったけど。
とりあえず今年のARABAKIもめちゃめちゃ楽しかった。ベストアクトはチャットモンチー。そして次点はpilows。あとは在日ファンク、スカパラ、B.B.かまってちゃん辺りかな。それにしても色々興味広がるしご飯もおいしかったし、客層が良い意味で大人なのでゆとりを持って楽しめるし。
来年も行くよARABAKI!!ありがとう!
9月 5 2012
SWEET LOVE SHOWER 2012に行ってきた話。
今年初めてライジングサンに行って夏フェスを存分に楽しんだけど、やっぱりアレが、っていうことと、夏の終わりを思いっきり楽しみたかったのとでもう一つ初めてのフェスに行ってきました。
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012
場所は山中湖。東京からはわりかし近い。とはいえひたちなかさんみたいに道とかが整備されてるわけではないしキャパもそこそこというもの。しかしながら初日にライジングに出なかったサカナクション出るし行きたいなあということでいざ公式ツアーバスにて大宮駅より出発。
渋滞にはまった………
到着予定時刻を1時間半ほど超過して10時40分に会場着。まあ序盤はそこまで見たいの無かったので、着いてからもグッズ買ったりクローク整えたりとか。会場では既に雨が降ったりやんだりしていたので、去年のROCKS TOKYOで大活躍したレインコートを装着していざ出陣の巻。最初のアクトは、初めて見るこの人から。
#01 きゃりーぱみゅぱみゅ@Mt. Fuji Stage
ヤスタカファミリー最若手にして人気急上昇中のきゃりーぱみゅぱみゅ。Twitter見てると結構言うこと賢いしマジメだし、結構好感を持っていてぜひライブみたいなあと思っていた次第。セットリストは下記の通り。
1:ぱみゅぱみゅれぼりゅーしょん
2:CANDY CANDY
3:みんなのうた
4:PON PON PON
5:きゃりーANAN
6:つけまつける
7:ちゃんちゃかちゃんちゃん
えっとねえ。すごくよかった。まだきゃりーって19歳なんだけど、凄く堂々としてるし、MCとかでもどんどん盛り上げようとしてるし、「みんなのうた」「きゃりーANAN」「つけまつける」辺りは凄く合いの手がたくさん入ってて一緒に楽しめる感じ。「渡しのライブは強制参加型ですよー」っていってたけど、別に強制されても苦にならないよね。しかしながら個人的に一番好きなのは実はCANDY CANDYで、あの曲のイントロの踊りの歌舞伎っぽいところがすごく好きな僕。最初はPA前くらいで見てたけど、最終的には相当前まで行ってた。満足!!
そして次のバンドはお昼を食べながら。雨が結構強くなってきた感じ。
#02 フジファブリック@LAKESIDE STAGE
この日のフジファブリックのセットリストは以下の通り。
1:虹
2:夜明けのBEAT
3:徒然シンドローム
4:Surfer King
5:銀河
6:STAR
ということで現体制になってからの曲はSTARと徒然シンドロームのみ。まあロックフェスだからさ、盛り上がる曲がいいとは思うんだけど、フジファブリックは本当に今の体制でヒット曲を早期に出すことが至上命題だなあと改めて思った次第。あんなことがあったのにバンドとしての体を完全に取り戻していること自体が奇跡ではあるんだけどね。でも今のフジファブリックも好きだからこそ、それをもっと前面に押し出せたらいいだろうなあと思う。
そして今日唯一のFOREST STAGEにて。しかし道が狭くてアクト間の移動で必ず導線が詰まるね。
#03 在日ファンク@FOREST STAGE
いつも通りの人工エコーで「我々は在日ファンク…」ってやってから、いつも通りのステージを。後でハマケンが「かなりオーディエンスが重かった」っていってたけど、フジファブリックの時以上に雨が強くなってたからそれはちょっとしょうが無いかなとは思う。晴れてるときにガンガン体動かしながら味わうのがフェスにおけるこのバンドの楽しみ方だと思うからね。出来自体は良かったと思うよ。ただちょっと短かったのと、新曲主体で京都がなかったのが残念と言えば残念。
そしてまたメイン部分に戻り、次の次のアクトに備えながら見たこの人達。
#04Dragon Ash@LAKESIDE STAGE
思えば僕が初めて夏フェスなるものに行った3年前のROCK IN JAPANの中目でメインステージのトリを務めたのがDragon Ashだったな。実際にはその翌年にROCKS TOKYOで見てるから2年ぶり。しかしながら、今年の6月にベーシストでかつ最年長で精神的支柱だった馬場さんが亡くなって、サポートにRIZEのkenkenを迎えてのステージ。その辺の出来についてはまあ申し分が無いんじゃないかな(kenken実力者だし)。それにしても降っていた雨がからレノ演奏と共に収まって晴れるに至ったのは凄かった。こういうことは言いたくないけど馬場さん見てくれたのかな、と。
ところでkjが「このSWEET LOVE SHOWERはロックフェスじゃないけど」って言ってたけど、そうなの? 個人的には○ッキンよりもよっぽどロックなんじゃないかと思うけどねえ。まあその辺は気にしないしミクスチャーロックとしての彼らのアイデンティティの主張は嫌いじゃないのであまり気にしてないけど。あとFantasistaのときはサークルモッシュを全ポニ作らせてた。でも実際にサークルが凄かったのはPA裏だったけど。しかしながらあの曲は10年経つけどやっぱりいいねえ。彼らのロック・アンセムだよ。
さて次は。スペシャルな編成を率いる彼。というか、ここでceroと被っているというのが痛恨のつらさ。見たかった……
#05 レキシ@Mt.Fuji STAGE
ものすごい人で埋め尽くされていたレキシ。サウンドチェックで「Let’s忍者」をやった後は、「ちゃんと出てくるときは法螺貝鳴るからね!」と説明。そして定刻に法螺貝が鳴り登場。そして「うるさい!」ととめて「どうも、ケビン・コスナーです」という一連の流れ。何度見ても、わかっているのに笑っちゃう。しかしながらいつも通りテンションが上がり盛っていた信玄餅(らしい包み)を振り回したあげく最初の曲のイントロで投げ飛ばす。早いよww
1曲目にきらきら武士をやった後は、ハマケンこと織田信ナニ?を呼び込む。「さっきまで演奏し立てほやほや、そして別の意味でもほやほや」な織田信ナニ?を加えて「どげんか遷都物語」を披露。トロンボーンソロで盛り上がる観客。「でもこれ全部で3回あるからね!」wそして最後は「遷都〜遷都〜♪」「遷都〜千尋〜♪」 と違う曲に!!おい!wそして終わった後に池ちゃん「あーやっぱハマケンとやるとぶつかり稽古みたいになるよなあww」と満足げ。
そしてあっという間に最後の曲。まあいつも通りMC長いしねww最後のゲストとして足軽先生登場。まあスペシャ的には足軽先生出るのってかつての番組とかの兼ね合いも会ってスペシャルなんだろうなあとか。個人的にはいつものワンマンライブには欠かさず出てるのでスペシャル感は特になかったww んでハマケンも再度登場してやっぱり「狩りから稲作へ」。いつも通り過ぎなんだけど、ハマケンがあまりにもやる気がなくてワロタw挙げ句の果てには在日ファンクが盛り上がらなかったのはハマケンのせいということになるし。
しかしながら今回はやたら時間を気にして(足軽先生もそこをつっこむ割にぼけるカら達が悪いw) いて、とりあえず何度も時間を確認して「これ時計じゃなくてリストバンドやー」をやったり。まあそんなわけで実際高床式以降はわりと短め。まあ出場メンツもあって今回新規の人もずいぶんいたみたいだしつかみとしてはいい感じだったんじゃないですかね。個人的にはライジングの方が圧倒的に良かったけど。やっぱレキシにはそれなりの持ち時間が必要だよね。
さて。SWEET LOVE SHOWERは山中湖交流プラザきららという場所でやるんだけど、その場所柄を活かしてちょっとしたアトラクションをやったりもしているわけ。それがカヌー体験と気球体験。他にはないし平常時に流行ってないしということで、きまぐれにカヌー体験してみることに。ちょうど次の星野源まで時間あるし。

ちょっとの漕ぎ方レクチャーを経て、早々と山中湖に放り出されるお客さん達。 漕ぎ方がわからない最初のうちはめちゃしんどいけど、慣れてくるとそれなりに漕げるようになってくるわけ。簡単にはまっすぐ進めないけど、楽しい。ちょこっと湖で撮った写真でも。
まあ撮るの大変だったんだよってことでw
そういえば、ちょうどWATERFRONT STAGEで奇妙礼太郎がソロライブやってた。漕ぐのに必死で それどころじゃなかったけど。んでもってLAKESIDE STAGEではTHE BAWDIESがやってて、ROY君が「カヌー乗りましたか?」とか言ってるわけ。まあそれどころじゃなかったので全部聞き取れなかったんだけど、後で内容聞いてぶったまげた。
いやいやいやいや(笑)。
まあなにはともあれ初めてのカヌーは楽しかった!気球も乗りたかったけどまあそれは今度ということで。
そんなことで面白い体験をした後は、そういえば生で聴くのちょっと久しぶりなこの人。
#06 星野源@Mt.Fuji STAGE
今までやんでいた雨がまた降り出してきたので嬉しそうな源くん「いやー、良い雨だねえ。もう暗い曲やりまくっちゃうぞww」と一人テンション上がっているの図。それでやった曲はこんな感じ。
1:ひらめき
2:湯気
3:営業
4:パロディ
5:夢の外へ
6:くだらないの中に
7:フィルム
まあ確かに半分くらいは暗いなww湯気とか営業とかは特に。個人的にはパロディを初めて聴けたのが良かった。あと夢の外へもか。 「夢の外へも」の前にメンバー紹介を一通りやったんだけど、「今回新しく“客”というパートが出来ましたwでもねえ、今雨降ってるのはこの人の制ですよwサカナクションの山口一郎!」納得!しかし一郎さんホント源くん好きねw
しかし一郎効果で本当に凄い雨。 源くんが「君達ねえ、楽しいばかりがフェスじゃないんだよ。時には雨に打たれながら今までのつらかったこととかを思い起こしてみるのもまたフェスの醍醐味なんだから」といってたけどその直後にやった「くだらないの中に」の時の雨は本日一番の豪雨。めちゃめちゃ凄かったのでとりあえず雨に当たる面積を最小にして乗り越えようとしましたとさ。
そんなわけで一旦クロークの方に引き上げてタオルを買えたりしようと思ったんだけど、出入口水没。笑。まあしょうがないので突き進んで変えましたさ。夏だから出来るこのごり押し。春とかだったら致命傷になるのでよい子は真似しないようにね!
そんなわけでEGO-WRAPPIN’を3曲だけ聴いて(本当はくちばしにチェリーを聴いた時点で出ようとしたんだけど2曲目と予想外に早かったのでもう1曲だけ聴いたというw)、最後のアクトへ。これを見たくて来たんだから!
#07 サカナクション@LAKESIDE STAGE
夏フェスでサカナクションを見ずに終われるかと。今回ここに来た目的の大半はこのステージだからね。そんなわけでZEPP ALIVEの時からの恒例のハンドクラップの客入れSEからRAP TOP STYLEのオープニングに突入し(これ音源化してくれませんか!)、そこから流れるように本編に突入。
1:モノクロトウキョー
2:アルクアラウンド
3:『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
4:僕と花
5:僕と花(sakanaction Remix)
6:ネイティブダンサー
7:アイデンティティ
8:ルーキー
En:夜の踊り子
まあ正直なんというか、シングルコレクションだね。尺の問題があってしょうがなかったんだろうけど、個人的にはシングル曲減らしてでも「インナーワールド」→「サンプル」をやってほしかった。っていうのはまあマニアックな要望なんでしょうな。
とはいえやはりサカナクションのライブは圧倒的。他のロックバンドに比べて一段高いレベルのパフォーマンスをしているなあというのが まざまざと感じられた。
それからアンコールの「夜の踊り子」。ZEPPツアーのファイナルで見たときもこりゃあ凄い曲出してきたなあと思ったんだけど、今回改めて見たらさすがにライブ慣れしてきたこともあってよりいっそうアガる曲になっていた。 個人的には本編はまあこんなもんかなって感じだけど、アンコールのこの曲に関しては圧倒された。やっぱり、やっぱり来て良かったよ。
そんなわけで僕の夏フェス納めも終了。SWEET LOVE SHOWER楽しかった。チケット売り切れのためか人数過剰感があって導線とトイレ行列がアレだったことを除けばとても良いフェスでした。山梨なのでほうとうも食べられたし(昼に塩ほうとうなる物を食べてこれはあり得ない!と夕飯に味噌ほうとうを食べたのは内緒)。出演ミュージシャンも偏りなく選ばれてるし。因みに今回の個人的ベストアクトはきゃりーぱみゅぱみゅ。家に帰ってから即iTunesでアルバム買ったw
また来年も来たいね!
By たにみやん • Music, フェス • • Tags: Dragon Ash, きゃりーぱみゅぱみゅ, サカナクション, フジファブリック, レキシ, 在日ファンク, 星野源