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    10月 20 2010

    COUNTDOWN JAPAN第3弾発表+日割り!

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    前回発表ではあると思った日割りがなくてヘコみましたが、今回はそれも発表ということで、ドキドキワクワク(古い)のCDJ第3弾発表。とりあえず今回こそは各日に分けてバリバリコメントいきますぞ!ナタリーとRO69の次に早い、CDJ速報。

    12月28日
    阿部真央 / avengers in sci-fi / 遠藤ミチロウ / 奥田民生 / Galileo Galilei / 筋肉少女帯 / 黒猫チェルシー / GLORY HILL / ZAZEN BOYS / Dirty Old Men / 10-FEET / DOES / Nothing’s Carved In Stone / BUCK-TICK / PUFFY / the band apart / FACT / BLACK BORDERS / Prague / miwa / MINMI / and more
    この日は例年なら強力なメンツが揃う日として名高かったりする日。そんなわけで、超強力なバンドが入りました。BUCK-TICK。マジすかwwwそしてスターリンの創始者である遠藤ミチロウwww過激すぎるよ!!しかし筋肉少女帯とかZAZEN BOYSとかavengers  in sci-fiとかthe band apartとか10-FEETとかFACTとか十分魅力的なメンツでして、きっとここにPerfumeがはいって完璧、という構図なんだろうな。

    12月29日
    ACIDMAN / ASPARAGUS / ART-SCHOOL / 磯部正文BAND / WEAVER / kannivalism / 9mm Parabellum Bullet / ゴダイゴ / SEAMO / 真空ホロウ / スガシカオ / スキマスイッチ / dustbox / チャットモンチー / 東京スカパラダイスオーケストラ / THE NOVEMBERS / People In The Box / HINTO / Base Ball Bear / 真心ブラザーズ / ムック / your gold, my pink / ONE OK ROCK / and more
    年末ライブがあるスカパラはここに。そしてゴダイゴ。まさか来るとは。スガシカオ/スキマスイッチ/ACIDMAN/チャットモンチーなど、一般ウケするバンドが多数入ったなあ。しかしチャットモンチー…またすれ違いかよ…orz中野サンプラザのチケット、オークションで落とそうかなあ。

    12月30日
    安藤裕子 / androp / 175R / iLL / OGRE YOU ASSHOLE / OKAMOTO’S / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / ORANGE RANGE / GOOD 4 NOTHING / グループ魂 / 斉藤和義 / 佐野元春 / [Champagne] / serial TV drama / ストレイテナー / 曽我部恵一BAND / the telephones / トータス松本 / NICO Touches the Walls / BIGMAMA / 星野源 / マキシマム ザ ホルモン / The Mirraz / モーモールルギャバン / LAST ALLIANCE / LOW IQ 01 & MASTER LOW / and more
    ねえやん(安藤裕子)、ふたたび。今月末に見に行くんだけどね。しかし、念願のグループ魂とモーモールルギャバンが拝めるということに興奮を隠せない!!そして、昨年のRIJ以来ロキノン系フェスに久しぶりの出演となるマキシマム ザ ホルモン、そして僕も大好きないっちゃん(LOW IQ 01 & MASTER LOW)。それ以外にもThe Mirraz・ストレイテナー等ということでかなり熱い日になるんじゃないかな。

    12月31日
    Any / MCU /エレファントカシマシ / KREVA / 毛皮のマリーズ / Cocco / サカナクション / サンボマスター / SISTER JET / Jeepta / SHAKALABBITS / SPECIAL OTHERS / 世界の終わり / SOIL & “PIMP” SESSIONS / CHABO BAND / TOTALFAT / 日本マドンナ / ねごと / Northern19 / the HIATUS / THE BACK HORN / HiGE / ヒダカトオル / B-DASH / Predawn / plenty / THE BAWDIES / bonobos / POLYSICS / YOUR SONG IS GOOD / RHYMESTER / and more
    ヤバい。今回31日は見たいのかなりある。Cocco・サカナクション(おそらくGALAXYのカウントダウンと予測!!)・サンボマスター・SPECIAL OTHERS・世界の終わり・ねごと・ヒダカトオル・THE BAWDIES・POLYSICS…これでどんなのが追加されてくるのかな。
    ところで、去年は14時始まりだった31日、今年は15時始まりに変更されてるね。連チャンする身としては助かるけど、それでEARTHとGALAXYが少なくなるとかは勘弁してほしい!

    なんとなく今回で安心。30・31は見たいのそれなりにあるのでしっかり楽しめる。しかし、去年の東京事変みたいなすんごい追加ミュージシャンはないのかな?いや今回のも十分凄いけど。割と別の方のベクトルで。ともあれ次は11月の上旬くらいかな?いよいよ年末って感じだね!

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    By たにみやん • Music, フェス •

    10月 19 2010

    ガラケーは強固な課金ビジネス

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    最近、東京にいる限りでは本当にスマートフォン(と言うかiPhone)をよく見る。本当に凄い。僕の周りでももちろん続々移行しているのだけど、中には移行しない人もいる。その人達は大体2パターンで必要性を感じていない人と移行したいけど何かネックになっている人。んで持って後者の人と話している内に、ここはガラケー強いよなって思うようになってきたのでその辺を背景含め考察するよというのが今日の話。

    僕の友達に某国民的ロックバンドの大ファンがいる。どれが国民的やねんっていう声もあるのでヒントを出しとくと腕を広げて歌うのが凄く様になっているボーカルの方が所属するバンドなんだけど、とにかくチケットを取るのが大変だそうで、モバイル会員で長期間いるとそのサイトではチケットが取りやすいとか何とか。というわけでそこから離れることあたわずということで、スマホにするとチケットが取れず生き甲斐が失われるという危機を迎えることになる可能性があると。いうことだそうで。それなんてアイデンティティクライシス。

    アイデンティティ

    さて。そのバンドでは公式サイトをスマートフォンに対応させるかどうか検討中だけど、当面はしないようで。じゃあどうしてそうなのかなーとか考えてみた。やろうと思えば今でもできないことはないんじゃないかな。ガラケー用の有料課金コンテンツをスマートフォン/用にする方法は多分以下の二つがあると思う。

    • PCでよくやっているのと同様にIDとPASSを発行して会員サイト化
    • スマートフォン用アプリにして延長をアプリ内課金を使って支払わせる

    でもどっちも最適解じゃあない。というかどっちの方法も不完全。だからこのバンドだけでなく多くのコンテンツ業者は公式サイトのスマートフォン対応に取りかからない。なんでかという理由をこれから3点挙げる。

    ①コンテンツ(特に画像)にDRMを付けられない
    これは前者の方に当てはまる。今の携帯電話サイトではダウンロードしたコンテンツはSIMカードの情報と結びついて。その携帯電話でしか使えないようになっている。しかしスマートフォンのコンテンツは基本的にPCと一緒なのでそんな縛りなどなく、ダウンロードし放題、ばらまき放題。これはコンテンツ業者的には非常に厳しい。

    ②かといってアプリにすると活用の幅が狭まる
    これは後者の方で、アプリ内でしか特典画像を閲覧できないようにすると、壁紙にしたりとか着信音にしたりとかが今までの携帯電話と同じようには自由にできないケースが多い。この辺はOSによると思うけど、iOSなんかはAPI的に割と厳しい。これじゃあ入ってもらっても長続きしないしApp Storeのレビューには☆1個が並んでしまう。

    ③クレジットカードが必要になる可能性が高い
    ①②はどちらかというとコンテンツ提供者側の都合だけど、最後はどちらかというとマーケティング的側面。前者のID発行の場合はまず間違いなくクレジットカードが必要になる。そして後者の場合はやっぱりクレジットカードがあった方がいいよねって話になる。例えばiOSの場合はiTunesカードかクレジットカードかの2種類しかないんだけど、前者を可能にしてしまうと、都度払いになっちゃって1ヶ月くらい飛ばしてもいいんじゃないのみたいな話をどう解決するかということになりそう。ちなみにAndroidは携帯電話料金とまとめることもできるので運用上は可能だったりするけど。
    じゃあカードでいいじゃんと素直には言えないのがこの国の難しいところ。経済産業省の特定サービス利用動向っていう統計によると、2008年の国内でクレジットカード利用した購買活動の金額は30兆円。国民経済計算によると2008年のGDP家計部門が291兆円だから、約1割。お世辞にもよく活用されてるとは言い難い。因みにお隣韓国では半分くらいだそうで、日本のこの1割くらいという値は他の国と比べても圧倒的に低いみたい(アメリカも・カナダなども日本の倍以上ある)。さらに、JCBが実施しているクレジットカード利用動向によると、クレジットカードの所有率は20代で7割ちょっと(全世代的には85%強)。一番会員になりそうなところが一番会員になれなそういうちぐはぐな状態。日本人ってクレジットカード嫌いな人結構いるよねって話で、これでは会員あんまり来ないんじゃないかなという懸念がある。
    あとカードでの個別払いにしてしまうと、明細に出てしまうのもデメリットかも。特に親や配偶者に払ってもらってる場合には。

    そういうわけでお金払いやすいかどうかって凄く大事だなあと思うのです。そう考えると、auが今日の発表でついにAndroidケータイをバンバン出してきたのは、LISMO!とかEZナビウォークとかガラケーと同様の課金コンテンツをAndroidというプラットフォーム上で提供する準備が整ったからなのかなと思ったり。今日の発表を見る限り、auのアプローチは「ガラケーのAndroid化」にどうしても見えてしまう所があって、これって不人気なKCP切り捨てる口実にするんじゃないかなと思うけど、そう考えると公式サイトのAndroid対応もauが一番最初にやってしまうのかも。今の公式サイトがスマートフォン/PCのコンテンツと比べてカネ取れるコンテンツなのかとか色々議論すべきポイントはあるけど、それはまた別の話。こういう所から見ると、今後国内携帯電話市場って意外と面白くなるかもね。

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    By たにみやん • Mobile •

    10月 9 2010

    SAKANAQUARIUMという「芸術」

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    2010年10月8日。
    サカナクションのワンマンライブ「SAKANAQUARIUM 21.1(B)」に行ってきた。

    去年のCOUNTDOWN JAPANで見てから、フェスで見る度に彼等の魅力にとりつかれ気付けば武道館まで来ていた。サカナクションのワンマンライブを見るのは初めてで、それが彼等にとっても初めてである日本武道館。いやがおうにも期待は高まるってもんだ。

    そんなわけで昨日、全身で体感してきたSAKANAQUARIUMの感想。

    写真はRO69やナタリーにあるのでこれを見ると話が分かりやすいかも。

    まずはセットリスト。

    1. Ame(B)
    2.ライトダンス
    3.セントレイ
    4.アドベンチャー
    5.Klee
    6.フクロウ
    7.涙ディライト
    8.アンダー
    9.シーラカンスと僕
    10.マレーシア32 ~ 21.1
    11.Paradise of Sunny
    12.新曲(タイトル未定)
    13.ネイティブダンサー
    14.インナーワールド
    15.サンプル
    16.三日月サンセット
    17.アルクアラウンド
    18.アイデンティティ
    19.enough

    Encore
    20.GO TO THE FUTURE
    21.白波トップウォーター

    Double Encore
    22.目が明く藍色

    End Roll
    ホーリーダンス(Instrumental Remix)

    とりあえず久々にAme(B)で始まったライブ。名音源である札幌ライブの音源でもこれで始まっており、やっぱりサカナクションのライブといえばこれだよなあという感じ。そしてライトダンス。この繋ぎもそこからの流れ出しそもそもアルバムでもこの曲順だしで、さらにその次にセントレイがかかっちゃうわけで、とにかくあっという間にテンションはMAXになるわけだ。

    それにしてもやはり彼等は屋内が似合う。とにかく照明から何からこだわりが見えて、「ライブ空間」を作り上げるからだ。屋内で見るのはCDJ以来だけど、今回は「SAKANAQUARIUM」という空間を徹底して作り上げていたと思う。特に今回の武道館、会場の形が六角形で、普通のライブハウスとはちょっと違うので、中央においたちょっとシャンデリアっぽくもあった全方位型の照明ユニット等が生きてくるのかなと。

    その真骨頂だったと思えるのはちょうど折り返し地点に当たるインストゥルメンタルの曲において(因みに21.1は少ししかやらなかったので1曲換算せず)。歌詞がない分、視覚情報をたくさん持ってくることでさらにこのSAKANAQUARIUMという空間の深い部分へ誘い込んでいく。そういうのはクラブなんかではよくやってる話で、現に2週間前のneautralnationではDJ KENTAROがLEDディスプレイでふんだんに視覚効果をちりばめていて凄いなーって感じだったけど、 それをポップスの文脈の上でやれてしまうサカナクションって凄いなあと思う。2000年代の後半から日本のポップスにおいてクロスオーバー的な物が着実に根を張ってきてるなあと思っていて、例えばthe band apartとかriddim saunterとかはそれこそブラックミュージックからボサノヴァからとか色々なエキスを吸収してロックしてるんだけど、それと並ぶ大きい流れとしてあったダンスミュージックとのクロスオーバー、いわゆる「踊れるロック」方面において、彼等は昨日一つの記念碑を建てたと言ってもいいんじゃないかな。

    そんなわけで、音楽と照明が高いレベルで融合していたなと思う昨日のライブ。そういう意味で凄く良かったのが、「ネイティブダンサー」。ステージ後方のディスプレイに向けて充てられる緑色のレーザー光線が不規則に動く。それがサビの部分になると、PVでステップを踏む足を追ったものだと分かる。

    サカナクション「ネイティブダンサー」

    めちゃめちゃ格好良かった!指定席じゃなかったら超踊ってたぞ。これはライブを超えたライブだ。SAKANAQUARIUMという一つの総合エンターテイメント。一つの芸術の形だ。そして視覚情報が音と共に身体に刻まれることで、次に音を聞いたら視覚情報が頭の中に思い浮かぶ。そして、新しい曲はどんな風に味付けされるのかなとか考える。そしてまた彼等のステージを見に行く。まさに、全身で音楽の楽しみを味わうという幸せな循環。最後の方にボーカル山口一郎氏が音楽業界に今起きている逆風に触れていたけど、彼等はまさに魚のように荒れ狂う逆流をかいくぐり泳ぎ、一つの到達点を超えたとも言える。

    最後にセットリストに触れておくと、生で聴きたくて仕方がなかった「目が明く藍色」が聴けて良かった。この曲は「ナイトフィッシングイズグッド」に並ぶロック・コンチェルトだと僕は思っていて、フェスとかでも一度は聴けるかと思っていたけどそんなことはなかったので感慨もひとしお。その一方で、この上ない締めの曲としてライブでの定番中の定番だった「ナイトフィッシングイズグッド」は披露されなかった。終演後のインタビューで「同じ事を繰り返したくない」ということでわざと外した旨を話していたけど、その意図は理解できる。まあ聴きたかったけどね。今までの彼等の集大成となるライブだったことは間違いないんだけど、多分ここからサカナクション第2章みたいな気持ちなんだろうな。ナイトフィッシングイズグッドを封印するというわけではなく、それを超えようとするのだと。次の武道館がどんな物になるのかが楽しみだし、彼等の進化も凄く楽しみ。まだまだのびしろありの、最高の未完成形を見た。音楽の楽しさが凝縮された、最高の一夜だった!

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    By たにみやん • Music •

    9月 29 2010

    音楽はどう死に、どう生きるのかみたいな話

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    1ヶ月も前のエントリだけど、再び佐々木俊尚さん界隈でRTされてたね。

    レーベル運営の悲喜交々:HMV渋谷閉店にまつわる僕の見解

    ここから佐々木さん的には下記のようにインスパイアされた訳なんですが。

    音楽も映画も、90年代末前後にバブルがあったのだと思う。シネコン、DVDプレーヤー、CDラジカセなどの新しい装置が安価に普及してコンテンツの供給が過剰に求められ、これが市場を見かけ上大きくしてバブル化。でも結局、マス消費を延命できるのではという幻想を産み出しただけだ。Tue Sep 28 14:27:45 via seesmic Web 佐々木俊尚
    sasakitoshinao

    そこで全然別のことを考えた僕。

    音楽業界が忘れてしまったものっていうのは、「市場を創る」「顧客を育てる」ということなんじゃないかと。

    HMVは死んだけどタワレコは生きている。ナップスターの失敗とか多少のマイナス要素もあるけど、生きているし、今週の日経ビジネスの社長インタビューでは危機感を語りつつCD販売事業は黒字であると語っていた。

    僕が今みたいに月にたくさんのCDを買う生活になったのは、会社に入ってから1年ちょっとくらいからのことで、それからは新品CDのほぼ100%をタワーレコードで買っている。なぜか。タワレコで買い物することが楽しいから。そして、色々発見できるから。上のブログでも言及されているタワレコの手書きポップって、気になっているCDを試聴・購入するにあたり、結構後押ししてくれる存在なんだよね。そして関連ミュージシャンを脇に置いておき、3枚CDチェンジャーで試聴できるようにするというやり方。これで知ったミュージシャンは数知れず…僕にとって代表的なのはavengers in sci-fiかな(the band apartの関連ミュージシャンとして)。でもこれって、Amazonのレコメンドと本質的には同じなんだよね。ただAmazonの方は購買履歴を元にしているので売れている物には売れている物が関連づけられやすいという難点があるけど。

    そういう風にしてタワーレコードは買い物することの楽しさを感じさせてくれる。そして、ブログでも指摘があるように、タワーレコードでは比較的プッシュするミュージシャンの選択に店舗の裁量がある(特にマイナー物)。特に新人イチオシとかは押すときはものすごい押してる。それに釣られて買うとかしばしば。この辺の販促は、ベストセラーになった「世界の中心で、愛をさけぶ」でもあったし、同様の販促をしている会社として、ヴィレッジ・ヴァンガードが挙げられる。

    というようなことを業界全体としてやって間口を広げようとせず、都度都度の短期的な売上・利益増を優先し続けてきたのが、音楽業界の衰退の一員だと僕は思う。twitter上でレンタル批判を良くするけど、これも凄く元をたどればここに行き着く。だって、レンタルって結構まとまった数で出せるからね。

    さて。ここで佐々木さんのツイートに戻るけど、90年代末を境に確かに日本におけるCDの売上は減っているけど、実は映画は減っていない。日本映画産業統計という、日本映画制作者連盟が出している統計によると、 実は1990年代よりも2000年代の方が興収・動員数共に上だったりする。元々映画って日本有数の娯楽(ゴールデンウィークっていう言葉は映画産業のキャンペーンから来ている)だったんだけど、テレビが出てきたときに有効な手を打てない結果没落していったところに囲い込みして入場料とか引き上げちゃったもんだから余計衰退していったという苦い歴史があって、最近は色々な割引をしてなるべく映画館に来てもらえるようにしている。ついでに言うとシネマコンプレックスっていう、とても快適に映画を観られる環境が全国各地に出来たことも寄与していると思う。

    じゃあ音楽何してたの?って話。ロックフェスで目当てのバンドしか見ない客がいっぱいいるのは、消費者の音楽世界を広げるようなことを何一つしてない音楽業界のせいだ。PingとかAppleに提案されている時点で全世界の音楽産業は本来門外漢のAppleに心配されていることを恥じるべき。そしてレーベルのエゴでそのPingに自国の音楽の大半が乗らない日本のレコード会社はもっと恥じるべき。

    と、ここまで書いてきて思ったのは、きっとプラットフォームのソーシャル化っていうのは音楽業界の最後の切り札なのかもしれない。誰かがPingで「Like!」という。それをそのフォロワーが買う。それは、「音楽の目利きであるレコード書婦の店員のお勧め」にせよ「音楽好きの友達のお勧め」にせよ「自分とこのみが似ている人のお勧め」にせよ、タワレコのポップをそれぞれがPing上に作り、その情報を頼りに物を買うという生態系が出来るということなんだろう。まさに佐々木さんが「電子書籍の衝撃」で「コンテキストによるマッチング」と呼んだ新しい消費の形。まだPingは未成熟だけど、iTunes 10.0.1での改善を見るに、これからもどんどん洗練されていくと思われる。

    となると、音楽業界がやるべきなのは、この流れを後押しするって事だと思うんだけど…さあ、どうする。

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    By たにみやん • Music •

    9月 28 2010

    COUNTDOWN JAPAN 10/11 第2弾発表!

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    年末にはCOUNTDOWN JAPANに行くと決めてもう今年で3回目。まだ3回目なのかって気もするけど、今年の後半は年末を楽しみにしつつ毎回の発表を楽しみにしてるのです。

    そんなわけでそのCOUNTDOWN JAPAN、本日出演者の第2弾発表!!

    ナタリー以外のどこよりも早く、出演者をレビューして、コメントしてしまおうという野心的な試み。

    さあ、第2弾は以下の通り(あいうえお順)!

    ACIDMAN / ASPARAGUS / 阿部真央 / androp / 磯部正文BAND / WEAVER / Any / エレファントカシマシ / OGRE YOU ASSHOLE / OKAMOTO’S / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / ORANGE RANGE / Galileo Galilei / 筋肉少女帯 / GOOD 4 NOTHING / グループ魂 / KREVA / GLORY HILL / 毛皮のマリーズ / Cocco / サカナクション / ZAZEN BOYS / サンボマスター / Jeepta / SEAMO / SHAKALABBITS / [Champagne] / 真空ホロウ / スガシカオ / スキマスイッチ / ストレイテナー / 世界の終わり / 曽我部恵一BAND / Dirty Old Men / チャットモンチー / the telephones / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / DOES / TOTALFAT / NICO Touches the Walls / 日本マドンナ / Northern19 / the HIATUS / THE BACK HORN / PUFFY / the band apart / B-DASH / BIGMAMA / HINTO / FACT / BLACK BORDERS / Prague / plenty / 星野源 / THE BAWDIES / POLYSICS / 真心ブラザーズ / MINMI / ムック / YOUR SONG IS GOOD / RHYMESTER / LAST ALLIANCE / LOW IQ 01 & MASTER LOW / ONE OK ROCK / and more…

    僕は29日まで仕事があるので、参加できるのは後半2日のみ。
    日割りが発表されるのは次回ということなんで、、後2日に入って欲しいランキングみたいな感じで適当に分類。

    S:絶対見たい
    チャットモンチー・サカナクション・COCCO・ZAZEN BOYS・グループ魂
    サカナクションとCOCCOは鉄板。ていうか今年はサカナクションのカウントダウンを期待。普通にありそうだ。
    そして何よりも見たいのがチャットモンチー。
    一度も見たことない。大好きなんだけどな。
    ZAZEN BOYSはARABAKIで良かったので今度は曲を聴き込んで臨みたい。
    そしてグループ魂www昨年はサカナクションと被り残念であった…

    A1:割と見たいよ。
    世界の終わり・筋肉少女帯・サンボマスター・東京スカパラダイスオーケストラ・the band apart・POLYSICS・LOW IQ 01 & MASTER LOW・真心ブラザーズ・THE BAWDIES・10-FEET
    基本的に過去の実績によるww
    迷ったらこの方々にするんじゃないかと思うねー。
    因みにいっちゃん(LOW IQ 01 )はその中でも一番見たいかも。

    A2:見てみたいなー。
    WEAVER・Galileo Galilei・BIGMAMA・HINTO・星野源
    最近名前を聞くので興味津々な方々。
    星野源はSAKEROCKの方では聴いたことあるんだけど、実はソロは聴いていなかったりするのだ。

    しかし、割と分かってはいたことだけど、ものすごく予想通りだなww
    昨年のオーディションバンドだった日本マドンナが出演者に入っているのには驚いた。
    ていうかそういう分かる人にしか分からない驚きしかないというのも事実。
    去年のmixi日記を読み返してみたら、去年はこのタイミングで日割りも発表され、その上で3日目に東京事変、1日目に坂本龍一ってな具合で結構面白かったんだけどな。
    まあその辺は次回に期待なのかな。
    おそらく10月の15日前後当たりと予想。

    で、経験則からいい加減な予想だけ残しておこう。

    • Perfumeは今年も紅白にでるので初日の28日に登場。
    • ユニコーンと怒髪天が次に追加される
    • サカナクションはEARTH STAGEに昇格するかもしくはカウントダウン

    あんまり信用しないようにw
    そんなわけで、次回発表をお楽しみに〜(僕含む)。

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    By たにみやん • Music, フェス •

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    自己紹介

    たにみやさん的な何かです。

    色々な事を書いていたけど今や音楽のことしか書かなくなったブログ。音源聞いたりライブに行って感じたことを色々つなげてまとめたりしながら、業界の動向も追ってレポートにしてます。

    8/19発売のMONOQLO10月号にて定額制音楽配信特集にコメントを寄せています。

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